こんにちは!ひらめき編集部の宮田です。2018年、2019年が始まって半月、ひらめき編集部では多数のワークショップを実施してきました。私もワークショップを構成する機会が多く、色々と考える中で共通して考えている内容があったので、今回はメモ的にUPしておきたいと思います。
ワークショップの内容を構成する際に考えていること
1.取り組む問題課題を設定しコンテンツ通過前後の「As is / To be」を明確にする
まず、ユーザーがワークショップの前後でどんな成長をすることを促すのかを考えます。ユーザーにとっての「To be(理想)」と「As is(現状)」を確認、この間のギャップを考えます。(「As is / To be」についてはこちら)
このギャップの高さをコンテンツ(ワークショップ)の前後で登ってもらうことが目標。これが明確になっていないと、ワークショップの内容を考える方向性や正しさの基準が無くなるイメージです。
2.ゴールに到達するためのコアな問いを設定する
次に、ゴールに到達するための「コアな問い」を設定します。どんな問いがあれば、ユーザーの思考を促し、目標とする場所まで進むことができるか。また、ワークショップ後に内在的なモチベーションや思考のフィルターを残すことができるかを考えます。
3.コアな問いを補う小さな問いを組んでいく
次に、コアな問いを補う小さな問いを組んでいきます。コアな問いについて考えるために必要な、前後・周辺の「小さな問い」を構成していきます。(全体としての目標に達するための「小目標を達成する問い」と考えるのもOK。)
4.Why・What・Howの領域
小さな問いに沿って具体的な内容を考える時、Why・What・Howの領域を明確に意識します。個人的にはWhatで入ってWhy→再びWhat→How→Whyで括る流れが最近多いです。例えば「言語化」とは何か→なぜ言語化が必要か→方法論→どうやるのか→実際にやってみる→経験の抽象化と意味づけ、といった流れのイメージです。
5.具体と抽象・主観と客観を横断する環境づくり
また、ユーザーが触れる情報や思考する領域が具体と抽象・主観と客観を横断する環境づくりを意識します。問いの立て方や共有する情報、アクティビティの形態、それにベストなグループのサイズなどを考えます。
おわりに
以上、ワークショップの内容を構成する際に考えていること【スタッフブログ】についてでした。今後もワークショップを実施する機会は多数あるかと思いますので、思うところがあればまた記事としてUPしていきたいと思います。
なお、同じように、普段ワークショップを実施する機会があるという方は、ぜひご意見交換など、交流させていただけますと幸いです。それでは、本日もここまでお読みいいただきありがとうございました!