ゼロサムで考えるかノンゼロサムで考えるか

ゼロサムで考えるかノンゼロサムで考えるか

こんにちは!ひらめき編集部の宮田です。早速ですが、「ノンゼロサム」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

ノンゼロサムとは、平たく言えば「全員でハッピーになる方法」を考える際に意識しておきたい考え方の一つです。商品サービスを開発される方、マーケティング施策を考える方、PRの担当者、起業アイデアを考えている方などはぜひチェックしてみてください。

スポンサーリンク

ゼロサムとノンゼロサム

ゼロサム・ノンゼロサムとは?

ゼロサム(ゼロ和)

ゼロサム(ゼロ和)とは、複数の人が影響を及ぼし合う関係性の中で、利益と損失の総和が「0(ゼロ)」になる状況のことを言います。言い換えると、誰かが利益を得るとき、別の誰かがその分損をしている状況のことです。

ゼロサムで考えるかノンゼロサムで考えるか

元々ゲーム理論の中で生まれた考え方であることから「ゼロサムゲーム」と呼ばれたり、富の総和を取り合う社会の状況を「ゼロサム社会」と呼んだりします。

ノンゼロサム(非ゼロ和)

一方で、複数の人が影響を及ぼし合う関係性の中で、利益と損失の総和が必ずしも「0(ゼロ)」にならない状況をノンゼロサム(非ゼロ和)と言います。他の誰かを傷つけずに利益を得られる状況や、誰かの利益がまた別の誰かの利益に繋がる状況など、全体としての総和が増える状況と言えます。

2者間においてWin-Winの関係を築くことと似ていますが、ノンゼロサムの場合、2者間だけでなく複数の関係者間で、さらには特定の領域において関わる「全ての人」が損をしない(あるいは得をする)状況を目指すという意味合いがあります。

ノンゼロサムを考えることのメリット

通常、ビジネスの場面においては企業間の競争があり、ゼロサムの状況にあることが多いのではないでしょうか。ゼロサムの考え方が間違いであるという訳ではありませんが、ここでは、ノンゼロサムの考え方をする際のメリットに触れてみようと思います。

ノンゼロサムで考えることのメリットはズバリ、「全員が得をする」という状況を目指せることであり、その過程で「競争ではなく協力関係を築きやすい」ということです。

ゼロサムだとどうしても陣取り合戦で関係者間で利益の奪い合いとなるため、対立が生まれやすくなります。一方でノンゼロサムの場合、全員で今より大きな利益を生み出そうとするため、協力関係を築きやすいという違いがあります。

マーケティングや戦略論の場面で考えてみると?

市場を分割してその中で勝負するか、それとも市場全体を大きくしようと考えるか

市場を分割して特定のセグメントに対して商品サービスを提供していくという考え方はマーケティングの基本です。セグメントを具体的に分割し、自社の競争優位性を発揮できるセグメントでポジションを取って行こうとする考え方は重要なのですが、これこそがまさに「ゼロサム」の状態と言えます。

ここに「ノンゼロサム」の考え方を当てはめると、そもそもの市場の大きさを拡大しようとする考え方になります。

例えばアパレル事業者が「20代女性」「40代~50代女性」「品質重視」「低価格重視」「こだわり重視」「トレンド重視」などのセグメントを分割していく発想に対し、「そもそもファッションに興味を持つ人を増やそう」とする考え方、これがノンゼロサム的な発想となります。

商品サービスを開発する際やマーケティング施策を考える際、特定の分割したセグメントを狙うのか、それとも市場全体を拡張するためにできることを探すのかを、意識して考えてみてはいかがでしょうか。

おわりに

以上、ゼロサムで考えるかノンゼロサムで考えるかについてでした。これは、営業を行う際や社内での活動を行う際など、複数の人が関与する場合にはいつでも言える内容です。ノンゼロサムで考えるとはつまり、より自分事の領域を拡張し、全体としての利益を重視するという姿勢と言えるでしょう。持続的な成長を考える上で、一度意識してみたいトピックでした。

それでは、本日もここまでお読みいただきありがとうございました。よければこちらも合わせてチェックしてみてください。

こんにちは!ひらめき編集部の宮田です。8月にビジネスフレームワーク図鑑を刊行し、早くも2ヶ月が経過しました。思考...
こんにちは!ひらめき編集部の宮田です。今回はマーケティングについて考える際に活用フレームワーク「STP」について...
スポンサーリンク
合わせて読みたい記事
トップへ戻る